温度計センサーの重要性

温度計センサーなど何か特殊なケースでしか利用されていないのではないかと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

たとえその存在を日常的に意識することは少なくても、もはや私たちの生活になくてはならない存在になっています。一番分かりやすい例はどんな家庭にもある冷蔵庫や冷凍庫でしょう。冷蔵庫や冷凍庫が、電源をコンセントに差し込んでいるだけでしっかりと作動してくれるのは、内部に温度計センサーが組み込まれているからです。

冷蔵庫や冷凍庫の例を挙げれば、すぐに派生して思いつくものがエアコンでしょう。今どきのエアコンは、単にオンとオフで操作するものではありません。室温を例えば25度に設定しておけば、自動的に室温を感知してその温度になるようにエアコンを作動させてくれます。これも、温度計センサーが内蔵されているからこそ達成できるのです。

冷蔵庫やエアコンは、ある温度に環境を保つことが重要な機器ですから分かりやすいのですが、一見して温度を保つこととあまり関係なさそうな機器であっても実はそれが重要ということがあります。毎日のように使っているスマホやタブレット、パソコンなどもそれに当てはまります。

これらの電子機器は、負荷をかけることで発熱します。適切に冷却してやらなければ熱により故障してしまうでしょう。そのため、ファンを回して冷やすように設計されているのですが、いつどれだけファンを回すのかということにもセンサーが活躍しているのです。