温度計とセンサーについて

温度計は日常的にももちろん用いられていますが、それは人が利用するには良くても、いろいろな機械や装置の一つとして用いるとなるとちょっと工夫が必要です。

センサータイプの温度計が必要になるからです。このようなセンサータイプの温度計は、必ずしも正確な温度を把握する必要がない場合もあります。今の温度が何度かというのを正確に知る必要がなく、事前に設定されたある温度以上になったのか、それともなっていないのかということを知るだけで十分というケースです。

例えば今や仕事や生活に欠かせないパソコンですが、ここにも温度センサーが用いられています。パソコンを使っている人はどんな人でも知っているでしょうが、使っているうちに熱くなります。システムに負荷のかかるような動画を見るとか、ハイスペックなゲームをするなどするとその傾向は顕著になります。あまりに熱をもっては精密な電子部品であるパソコンは動作不良を起こしてしまいますので、ファンを回して風を送り、冷やすような仕組みになっています。

この説明でだいたい分かるでしょうが、内部の温度が予め設定された温度、例えば50度に足したらファンを回すというような仕組みが必要であり、かつそのような仕組みで十分ということになります。つまり、50度以上になればファンをオンにし、50度未満になればオフにするような回路を構成すれば良いわけで、実際にそのような仕組みがパソコンには備わっています。

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