温度計の測定はセンサーの位置が重要

温度計は対象となるものにセンサーを当てて温度を知るために使います。

測定点の温度で熱電対が反応し、抵抗が変化します、その程度によって温度がわかるしくみです。どこでも当てることによって温度を知ることができますが、当て方によっては、正しく測れない恐れもあります。製品の大まかな温度を確認したいだけなら表面にセンサーを接触させるだけで十分ですが、その位置によって温度が変わって来ることがあります。製造方法や角度などの違いで温度差は生じるので複数箇所確認して最も高いところ、または低いところを探しておかなければいけません。

位置がわかれば毎回その場所を測定することで大体の分布がわかるようになります。このように測定点を固定しておかなければいくら温度計を使って測定しても意味がありません。食品などを対象とした温度計の場合、内部を測定するために棒状の差し込める温度計のセンサーがついているものもあります。

測定すべき対象に差し込み温度を確認します。差し込む時にも深さを一定にする必要があり、マークをつけておくと安心です。また、当てておく時間も一定にする必要があります。長く測定していると変化が生じてしまうので、誤ったデータが記録されてしまいます。何秒間測定するのか決めておくことで、一定の条件で比較することが可能です。もしくは測定している間の最高温度を記録するようにしておけば、変化を気にする必要がないので測定時間を気にしなくてよくなります。

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