身近に使われている温度計センサー
温度計センサーが身近に使われているといっても、それを意識しているという人はごく少数派ではないでしょうか。
しかし、ごく普通に生活しているだけでも私たちの周囲には多くの温度計センサーがあり、それが私たちの生活を快適にしてくれています。温度に関するものというと、エアコンがまず思いつくかもしれません。真夏の熱帯夜でも、外気が凍てつく真冬でも屋内の気温を快適に保ち、朝に快適に目覚めることができるのは、室温を温度計センサーで把握しつつ予め設定した温度との差に応じて本体を作動させているからです。
温度に関係するもので次に思いつくのはこれまたどこの家庭にもある冷凍冷蔵庫でしょう。これも温度を検知して本体を作動させる必要があるという点ではエアコンと全く同じであることに気づきます。あるいは、電気ポットが思いつく人もいるかもしれません。お湯を常に95度に保っておいてくれる便利な電気ポットですが、これも温度を検知して本体を動作させているからこそ果たせることです。
このように見てくると、私たちの周りには本当に温度センサーだらけだということに気づくかもしれません。最近のガスコンロには空焚き防止の仕組みが備わっていますが、ここにも温度検知の仕組みはあるはずです。実は、もっと他にもいくらでもあるのです。およそ、ほとんど全ての電化製品には、温度を何らかの形で検知する仕組みが備わっていると言っても間違いではありません。電気を使うと熱が発生するため、何かの拍子に過電流が流れて加熱され、火災につながることを防止するためです。