温度計センサーの性能の違いと選び方

物体に接触せずに温度を測定できる温度計センサーを利用したい時には、非接触式と書かれているものを利用すれば、物体を刺激する事もなく温度を調べる事ができます。

製品によっては温度を測定できる距離に違いがあるので、超高温の物体の表面が何度なのか調べたいのであれば、かなり遠くからでも計測できる製品を選んでください。非接触型であれば手を近づけなくても測定作業が行えるので、火傷を心配する必要もなくて、作業員に負担をかけずに済みます。どの数値まで測る事ができるのか製品によって違いがあり、1000度や1500度などの制限が設けられている場合もありますから、性能の違いを調べておく事も重要です。

暗所でも使いやすい温度計センサーであれば、バックライトが取り付けられている事も多く、数値が見えずに苦労する事もありません。マーカー付きで対象の表面温度を調べやすい製品も増えており、測定作業にかかる時間も大幅に短縮できます。接触型の温度計センサーを使用するのであれば、何度までの温度に耐えられる製品なのか調べなければ、測定作業を行う際に機器の表面が溶ける可能性があるので注意が必要です。

もし温度計センサーの表面が溶けてしまった際には、溶けた物質が手に付かないように注意してください。溶けた状態の金属などが手に付着してしまうと、洗い落としているだけでは熱が逃げなくて、救急車を呼ぶ事になる可能性もありますから、手元に注意しながら使用する事を推奨します。