温度管理が重要なITや通信関連機器

IT機器や通信関連機器において、温度管理は安定動作や寿命といった点で肝心です。

機器の温度が高くなってしまうと、誤動作や寿命の低下、あるいは突然の故障などの問題が発生します。ITや通信関連機器は製品にもよりますが、使用可能な温度はだいたい上限が35℃に設定されています。その為、熱がこもりやすい部屋や環境だと、局所的に温度が上昇してしまいますから、温度管理の重要性が高まるわけです。

温度管理の基本的な考え方としては、風通しのよい場所を選んでIT、通信関連機器を設置することです。室内だと、直射日光が当たる場所や暖房器具のそばは避けて、なるべく温度の上昇を避ける必要があります。また、埃が溜まっていると熱がこもりやすくなるので、定期的に取り除くことも欠かせないです。温度管理が適切に行われれば、ITも通信関連機器も性能が発揮されやすくなり、本来の力を引き出すことができます。

温度管理といえば、急激な変化を避けて結露の発生を防ぐこともまた、ITと通信関連機器には必要不可欠です。結露は温度差が生じる場合に発生する水滴のことで、寒い屋外から暖かい室内に持ち込んだ時などに生じます。屋内外の移動はなくても、暖かい部屋に冷たい空気が入り込んだり、部屋の上下の温度差で結露が発生するケースもあります。部屋には必ず温湿度計の設置を行い、結露が発生する条件でないか注意しつつ、必要に応じて室温を下げることをおすすめします。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *